2008年06月03日

無題

おおきく広がる夕暮れを
背中に背負いながら
ぼくは 走る

沈んでいくだけの太陽を
封のあいたペットボトルに溶かしながら
迫り来る夜に向かって
ぼくは 走る

口をあけた夜は
赤子の眠るゆりかごだ
月が歌う歌を求め
ぼくは手を伸ばす


しかしその手は空を切る


昼間の無駄を省いたら
そこには夜しか残らないこと
理解したふりのお偉方が
我が物顔でゆりかごに乗る

あぁ、そこは
ぼくの場所であったのに
ぼくのための
ゆりかごであったのに

水に浮いた太陽が
ちゃぽりと笑った気がした








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posted by さと。 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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